Jタウンネットの配信が発端で、知れ渡ることになった「いらすとや」。イラストACなどとともに随分長いことブックマークに入っているんですが、それほどデザインするときに出番がないのが実情です。ちまたでは「イラストレーターが悲鳴を上げている」云々の記事を見かけますが、実際どうなんでしょうか…。このようなクリップアートの類は汎用性は高いものの、個別のクライアントに適用するのは場面が限定されるので使う頻度は自ずと下がります。
いらすとやのイラスト
パターンがないことはありませんが、限られています。(でもいい味だしてますし、個人的には好きなタッチです。)
例えばヘアアイロンの取説
これは弊社とお取引のある企業がヘアアイロンを売り出す際につくった取扱説明書の一部。
このような場合は挿絵ではなく、具体的に内容がわかるイラストでなければ何の意味もありません。内容に応じで書き分けないとならないためクリップアートではどうしようもありません。
例えばラインスタンプ
こちらは木幸スポーツ企画様の枚方スイミングスクールの会員向け用ラインスタンプを出すときに作ったもの。
クリエイターズマーケットは最近あまり話題にあがりませんが、需要はまだまだありそうに思います。これは当然無料素材ではどうしようもありません。
まとめ
やはり「思うものを思うように表現できる」のがオリジナルの良さ。悲鳴を上げているとされるイラストレーターが実際いるのかどうかはわかりませんが、こうしたニーズにはイラストレーターの仕事が必要。
もちろん「いらすとや」に代表される無料クリップアートの類は「賑やかし」や「簡単なイメージ付」に必要な場面も多々ありますが、やはりイラストと言えばオリジナル要素が必要な場面が多いです。
もしこれを見た企業の方でプロモーションにイラストを使っていきたいという方がおられましたらご相談絶賛承り中でございます。