紙面デザイン、構成によってフォントのイメージはガラッと変わります。そこで、今回はネイル専門誌『NAIL MAX』の表紙デザインリニューアルを取り上げます。
NAIL MAXの表紙リニューアル
皆さんは『NAIL MAX』という雑誌をご存知でしょうか。
・日本初の『ネイル』マガジンとして、1997年に創刊。
・メインターゲットは『20代〜30代』『女性』※特に『流行に敏感な女性』
・ネイルの最先端な情報を発信
上記のコンセプトからキーワードを抽出。
・20代〜30代の女性→大学生〜OLに受けるデザインとは?
・流行に敏感な女性→そのときのネイル業界のトレンドカラーは?
ターゲットに合わせたデザインでないと手に取っていただけない。そのデザインを『NAIL MAX』という雑誌の表紙に落とし込んでいく。
2015年、春のトレンドは『パステルカラー』『フラワーネイル』。
ワンポイントに『ゴールド』を足す、ということも流行していたみたいですね。
参考1:【2015 最旬春ネイル!】トレンドの“パステルカラー”を取り入れた《フラワーネイル》のデザインまとめ♡春もかわいくておしゃれな指先に♪
参考2:《2015年春》のネイルはトレンドカラー『パステル』にワンポイント『ゴールド』をON♡指先がとびきり上品な”春色”に変身*゜
今回はリニューアル前後を比べるために、2015年4月・6月のデザインで使われているフォントを調べてみましょう。
・2015年4月号
メインフォントは『新ゴ』、明朝体は『リュウミン』ですね。一部『ヒラギノ角ゴPro』が使われておりますが、ほとんど上記のフォントで構成されています。
タイトル上は『Helvetica』、下のコンテンツ紹介はは『Times』。値段周りは『Futura』と『ロダン』が使われています。明朝・ゴシックを織り交ぜたデザイン。春らしく淡い色味で統一感がわかりますね。デザインテイストはやや大人な感じ、少々堅いイメージを持たれがちかも。次号から表紙のデザインがリニューアル。このデザインが使われるのはこれで最後となりました。